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2018.04.13

☆花粉症治療について

暖かく春らしい陽気が多く過ごしやすくなりましたが、花粉症の方にはつらい季節となりました。関東圏で今年は花粉飛散量が昨年比で1.5~2倍と言われており、例年よりつらく感じている方も多いのではないでしょうか。
花粉症とは、植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみを来すアレルギー疾患です。のどの痛みやかゆみ、咳などの症状が出ることもあり、当院でも「風邪と思うんですけど長くて…」と受診され、実際は花粉症による症状であったということもよくあります。

代表的花粉では、スギ、ヒノキ、シラカバ、カモガヤ、ホソムギ、ブタクサ、ヨモギなどがあります。日本人では4人に1人が花粉症との報告もあり、国民病といっていいくらいの多くの患者さんがいる疾患です。
診断は問診および、症状によっては検査も行います。
当院では血液検査にて血清抗体価を測定し、アレルゲンを調べることができます。

治療については、内服治療、点鼻・点眼の外用治療があります。
花粉症の内服薬というと第2世代抗ヒスタミン薬が中心ですが、「効果が強い薬は眠くなる、眠くならない薬は効果がやさしい」という傾向があり、効果は満足していないが眠気がでてしまうので…という患者さんが多くいらっしゃいました。(※眠気の感じ方は個人差が非常にあります)そこに2016年11月にデスロラタジンとビラスチンが6年ぶりの新薬として発売されました。これら2つの新薬はいずれも、添付文書に「眠気を催すことがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に注意すること」との注意書きはなく、1日1回の内服です。発売から1年以上経過しましたが、眠気に困っていた患者さん、車の運転が必要な患者さんには非常に喜ばれています。
漢方薬の内服が著効する方もいらっしゃいます。小青竜湯が有名ですが、他にもあります。もちろん西洋薬と併用することも可能です。また妊娠中や授乳中のため花粉症のお薬を我慢している方もいらっしゃるようですが、配慮して安全に使用できるお薬もありますので、ぜひ当院でご相談ください。

上記は花粉症の症状を抑える治療ですが、花粉に対する過敏な体質を改善させる、アレルギーを「治す」に近い状態を目標とした治療法があります。「アレルギー免疫療法」「減感作療法」と呼ばれるものです。
アレルギー免疫療法とは、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンで慣れさて、症状を和らげたり、日常生活に与える影響を改善する効果が期待されています。以前は、注射による皮下免疫処方のみでしたが、最近は舌の下で治療薬を保持する舌下免疫療法が認可され、ご自宅での治療が可能となりました。
スギ花粉症への舌下免疫療法「シダトレン®」とは、スギ花粉を原料としたエキスで、少量から服用することによって体を慣らし、スギ花粉のよるアレルギー症状を和らげます。アレルギー症状の有無にかかわらず、毎日、3年から5年にわたり継続して内服します。
ただし、「シダトレン®」の治療開始時期は、スギ花粉飛散時期以外のため、今年からの治療を希望の場合は、5月中から治療開始となる予定です。
当院では免疫療法を開始して1年以上経過している患者さんがいらっしゃいますが、ほとんどの方が「今年は楽です」とおっしゃるので、治療効果が出ているのだと思われます。

花粉症でお困りの方、アレルギー薬での副作用でお困りな方は当院にご相談下さい。

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